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出国税の徴収開始!一律1000円が高いは本当?海外の実情は?

出国税

日本でも出国税の徴収が開始

訪日観光客4000万人を目指す政府が27年ぶりに新しい税金をスタートさせます。
それは、2019年1月より徴収が開始される出国税です。正式な名称は「国際観光旅客税」といいます。金額は一律1000円で、日本滞在が24時間以内の場合は、原則非課税となります。

海外へ行くことのない方には馴染みのない税金かもしれませんが、欧米やアジア圏でも広く活用されている税制です。

海外の事例

例えば、お隣の中国でも導入されています。中国は1300円です。但し、一律というわけではなくて、国際線と国内線で金額が異なります。国内線の場合は800円です。国内線、国際線で料金が異なるパターンが特に珍しいわけではなく、ベトナムでは国際線が2000円、国内線は500円といった感じです。イギリスは飛行機のクラスによっても別れています。例えばエコノミーが9000円、ビジネスクラスは30000円といった感じです。(※数値は日本円での大まかな目安です。)各国とも金額は上昇傾向にあります。おそらく日本の1000円も試験的な導入で、少しづつその金額を上げていくのではないでしょうか。

徴収方法は?

出国する際に空港のカウンターで支払うようなイメージをされる方もいるかもしれませんが、実際には、チケット代に含まれる形で徴収されます。チケット代も購入するサイトやタイミングで料金が異なる為、明細をよく見ない方は、1000円ほどでは気が付かないかもしれません。

徴収の対象は飛行機だけ?

報道でも空港の映像が多く利用されていることも影響してか、飛行機に乗って海外へ出かける際に徴収される税だと認識されている方も多いようですが、実際は船舶も対象になります。

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