観光インバウンド
海外で流行のシェア自転車、国内での人気が加速中!
NTT docomoが、東京などで2014年ころからシェア自転車の実証実験を開始したころから、日本ではシェア自転車が知られてきました。レンタサイクルと異なり、短時間に安い値段で利用できることが人気の秘密です。いろんな場所で返却することができ、支払いはスマホ決済が中心。
シェア自転車を導入している自治体は、2016年10月時点で87ヶ所あります。ソフトバンクも2016年からHELLO CYCLINGというシェア自転車サービスを開始。セブンイレブンの一部店舗では、NTT docomoやソフトバンクのシェア自転車ポートを設置しています。NTT docomoのサービスは、東京の場合、ある区で借りた自転車はその区で返さなければいけなかったのですが、2017年1月からは一部の区で広域利用も可能になり、以前より便利さが増してきました。
2017年には中国やマレーシアでシェア自転車がブームになったこともあり、ここ最近は大きな話題になっています!中国のシェア自転車事業大手・モバイクの日本法人に、2018年1月からLINEが出資することも決まりました。LINEは、2018年前半からサービスを開始するそうです。
モバイクは、2017年8月から札幌でサービスを開始し、福岡でも12月23日からサービスが始まりました。モバイクの良いところは、モバイク専用の駐車スペースだけでなく、公共自転車ラックにも停めることができる点です。DMMは9月時点で参入を決めていましたが、11月に撤回しました。モバイクのように自由に駐輪できるシステムを考えていましたが、放置自転車問題が出てしまうのではないかと心配になったためだそうです。メルカリによるメルチャリも、2018年から都心で展開開始が決まっています。
電車やバスが通っていない場所は移動が不便でしたが、シェア自転車が登場したことで、気軽に移動できるようになりました。今後、訪日観光客の利用者数も増えていくことでしょう。シェア自転車とは直接関係ないのですが、自転車つながりでご紹介します。今まで電車に自転車を載せることは難しかったのですが(輪行袋に入れる場合を除き)、2018年1月6日から自転車をそのまま載せることができるB.B.BASEが運行になります。
JR東日本による、土曜日・日曜日限定の房総方面に向かう特別列車で、スポーツ用自転車を立てて載せることが可能。地方の私鉄では一部自転車を持ち込めるケースがあったのですが、首都圏ではイベント以外では初めての試みです。しまなみ海道を自転車で移動する訪日外国人もいるため、訪日外国人の需要もあるのではないかと思われます。