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ちょっとずるい!CVR率を高める為のキャッチフレーズ作成方法

ほとんどのサービスや商品に競合が存在すると思います。その中でいかにして消費者に選んでもらうかという課題があります。日本人は勤勉な性格が災いしてか、それとも職人気質の方が多いのか、売り方よりも開発に注力する方が多いように感じます。

徹底してよい商品を開発しても購入してもらわなければその良さは分かってもらえないし、多くの競合の中から手にとってもらう為にはそこへ誘導する為の広告も必要です。

どのような点で他社よりも優れているのか、わかりやすく消費者に伝える必要があります。

ここでダイソンの広告を例に挙げたいと思います。
「吸引力が変わらない」というフレーズのCMは有名ですね。一部の消費者の方はこのキャッチフレーズから吸引力が強いと勘違いしている方がいるようです。

お気付きでしょうか?「変わらない」と言っているだけで他社より強いとも優れているとも言っていません。使い始めは500Wの吸引力を持ち、ゴミが溜まりだすと200Wに吸引力が落ちてしまう掃除機と200Wだけど吸引力が落ちない掃除機、さてどちらが優れているでしょうか。

見方によっては後者が安定しているという方もいるかと思いますが、家の中には絨毯など強い吸引力が必要な場所もありますし、大抵の掃除機には吸引力を調整する機能が付いているものです。ここまで聞くと前者の掃除機が選ばれるのではないでしょうか。

またダイソンはCMをはじめ各種広告ではいかにもパワーが強いのではないかと思われるようなクリエイティブを多く採用しています。自社商品が他社に劣るポイントをイメージや広告でカバーしていますね。

このように数値やデータで負けていても訴求する視点を変えることで他社より優位な地位を得ることができます。効果的な訴求は付加価値に姿を変え、価格競争のスパイラルから抜け出す機会になるかもしれません。

既存の商品でチャレンジしてみることも悪くありませんが、理想は開発・企画段階から広告やマーケティングの担当者とコンセンサスをとり、効果的なプロモーション活動を行うことだと思います。

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