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ランディングページ(LP)改善チェック項目リスト|ファーストビュー編

LPO(Landing Page Optimization)もすっかりWEB業界に定着して、どこの企業でも当たり前のように使用されています。特にリスティング広告やDSP広告からの誘導した顧客を効率よくCVRへ導く際にその効果を発揮してくれます。リスティング広告やDSP広告による運用効率化はある程度のところまでPDCAを繰り返すとこれ以上の効率化は出来ない、もしくは微々たる変化しか得られなくなるでしょう。ここまで到達すると広告の運用と合わせてターゲット毎にLPを制作する必要が出てきます。1つのLPだけですべてのターゲットに最適な訴求を行うことは不可能です。

なぜならファーストビューだけでそのページを詳しく見るか見ないかを判断する訪問者が多数存在するからです。ターゲティングは初めから詳細に分類し過ぎると全体の広告運用に影響を与えてしまう為、性別や年代別など大きなカテゴリーから始めるとよいでしょう。

性別で検証した場合、自社の商材やサービスがどちらの性別からどれだけの関心を集め、そしてCVRまで至っているのかがわかります。例えば女性向けに作っていた商材が実は男性が女性へのプレゼントとして頻繁に購入していたという事実が判明することがあります。この場合はLPの改善はもちろん、プレゼント用の包装やメッセージカードを合わせて購入できるようにすれば単価もCVRも上がり一石二鳥です。

さて、ターゲット別に訴求するLPのファーストビューの注意点をいくつか挙げたいと思います。

1.ターゲットが明確であるか?

⇒性別、年代、地域をはじめ、「○○にお悩みの方」など具体的なコピーを入れるのもよいでしょう。これらのコピーは広告分にも含めておくとターゲット以外の無駄クリックを省けるというメリットもあります。

2.瞬時に商品やサービスの特徴を連想できるビジュアルがあるか?

⇒説明ばかりで商品のイメージがつかみにくいメインビジュアルはCVRを下げる要因になります。LP用に見栄えのよい写真を使うことをお勧めします。

3.顧客が得られるベネフィットが訴求されているか?

⇒安さだけを強調するLPがありますが、顧客も必要のないものは購入しないでしょう。
購入して得られる対価をわかりやすく記載しましょう。

4.顧客が得られるベネフィットの訴求に根拠はあるか?

⇒訴求はしているがCVRが上がらない、ページ下部まで見てもらえない。そんな症状の場合は訴求内容に根拠がないという問題が考えられます。コピーによる煽りは時に顧客を疑い深くさせてしまいます。そんな時は数値などを用いてしっかりと根拠を打ち出しましょう。

5.専門用語を中心に訴求していないか?

⇒エステなどの美容関連のサービス紹介では時に専門用語が使われます。その業界で働いている方にはあたり前であってもLP訪問者の中には初めてそのサービスを体験される方もいます。誰にでもわかるような解説を補足としていれるとよいでしょう。

6.ページ下部へ読み進めてもらえるようなデザインになっているか?

⇒キービジュアルに力を入れるあまりページ下部のコンテンツを見てもらえないまま離脱させてしまう場合があります。キービジュアルの役割は顧客をキャッチしてページ下部へ誘導することです。このエリアだけでは表現できる情報量に限界がある為、うまく導線も設けて顧客の販売意欲を上げるようなコンテンツにしましょう。

7.ページ上部にも購入及び申込みボタンが設置されているか?

⇒買いたいと思ったときに購入方法がわからない、もしくはわかりにくい。たったこれだけの理由で購入を諦める方が多数います。これはインターネットに限ったことではありません。LPに訪れる前に何かしらの広告に接触していて既に購入意欲が高い状態でLPを訪問する顧客がいます。そんな顧客の為にもページ上部にCVRへ誘導するボタンを設置しておきましょう。

LPの運用が始まったらGoogle Analyticsやヒートマップを活用してPDCAを繰り返します。インターネットを利用する顧客の環境も日々変わっています。考えていても答えは見つかりません。検証を繰り返し常に顧客と向き合う姿勢が大切です。

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