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機転を利かせたある企業のバレンタイン商戦での戦い方
今年も間もなくバレンタインですが、2年前にある企業が面白い広告を打ち出していたのを思い出しました。その企業の商品はバレンタインとは無縁ではないものの、この時期に主役になるような存在ではありませんでした。
その理由はなぜか?バレンタインのギフトにするにはあまりに低単価の商品であったからです。
その商品は、若者やOLを中心に人気を博しているチョコレート菓子「ブラックサンダー」である。商品としても人気はありますが、ネーミングを始めチョコボールとのタイアップなど、プロモーションや企画が面白いことでも有名です。このようなプロモーションが功を奏して既に売上は1億個を大きく超える販売数になっているようです。
いやらしくない広告PR
さて、販売元の「有楽製菓株式会社」がバレンタインにどのような広告を打ちだしたのか?その内容があまりに潔く心地のよい広告になっています。
“一目で義理とわかるチョコ”
実際、義理チョコとして安価なお菓子の売り上げもこの時期に伸びるようですが、そのネーミングやパッケージからもブラックサンダーを選ぶ方は少ないでしょう。しかし、この広告のネタが後押しとなってブラックサンダーを購入した方が随分といたようです。
自社のブランドを守りながら攻める!
無理して元々のイメージやブランドを壊して可愛らしいパッケージで販売を行うのではなく、しっかりと自身のスタイルを守って売り上げを伸ばそうとする工夫がそこには見られました。どのようなシーンでも自社のサービスや商品にチャンスはないのか、柔軟な姿勢で考え取り組むことが大切だと思います。