玄関をくぐると土間があるという、今ではなかなか見れなくなってしまった貴重な建物ですが、築年数も古く、現在のままでは住居としての利用も難しい状況でした。空き家によく見られる、壁や床面のカビや腐食もあり、水回りと合わせて改修工事を行う必要がありました。 その中でも古き良き雰囲気を感じられるよう、必要以上の工事は行わないようにし、土壁や聚楽を生かす形で工事を行いました。
リノベーションのポイントとしては活用方法を限定し過ぎないようにすることでした。今回は宿泊施設として運用する為に建物を改修しましたが、元々、住居用として運用していた為、将来的に元の用途でも利用できるように設計しました。 これにより初期費用を大きく抑えることが出来るうえに、長期的な建物の運用が見込めるというのが大きな利点になります。
工事期間中は現場監修を含めてすべて弊社で行っており、オーナー様は改修が完了するまで現場には訪れませんでした。改修後に建物をご案内し「元の状況からは考えられない」「こんな活用方法があるのか」という驚きと喜びのお声をいただきました。 今回の改修の際、建具の取り替えが必要だと考えられる箇所も多々ありましたが、もともと建物が持っている良さや趣きを生かした点もご評価いただきました。
鴨川のほとりに位置する絶好のロケーションを持つ京町家の宿。インテリアはイタリアモダンファニチャーのリーディングブランドであるカッシーナと和を融合させて和モダンな空間を演出しています。 京都駅からのアクセスもよく、京都No.1の観光スポット「清水寺」へも徒歩圏内。また、祇園や先斗町へのアクセスもよく京都の観光・グルメを満喫する為の拠点として最適な環境になっております。
日本国内のお客様を中心に運営をされていましたが政府の訪日旅行促進事業の煽りを受けて国外からの問合せが多くなり運用のサポートをご依頼いただきました。ホームページ運用のご相談や旅行サイトの管理、メールや電話での顧客サポートを弊社で運用させていただき、ご依頼翌月には稼働率100%を達成いたしました。 さまざまな旅行サイトの運用を複合的に行い、顧客に合わせたメールサポートをさせていただいております。
建物の立地や広さはもちろん、現状の施設の状況を確認して最適な運用方法をご提案させていただきます。 建物によっては数十万円の初期費用から運用を始めることができることもあります。 他の施設と差別化を図るため、1000万円以上という予算をかけて本格的な京町家へリノベーションをされる方も多数いらっしゃいます。