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なぜあなたのECショップは送料を無料にしているのか?

送料無料アイコン

先般、コンサルティングを行っているECショップのご担当者の方と1年の振り返りを行いました。細かな数値はさておきスマートフォン経由のアクセス数が250%アップ、売り上げが180%アップという結果でした。

スマートフォンに関して全く対策をされていなかったというのもありますが、こちらのECショップの方にとっては大きな躍進の年になりました。気になるPC経由の売上は110%アップでした。

秋頃から年末にかけての施策についていろいろと意見交換をする中、もうコストを削減するところは見当たらず、どのように利益をアップさせていくのかという話をしていました。

こちらの企業では自社の製品をオンラインで販売している為、全く同じ商品を他社で販売していない点は強みとなっています。そんな中、なぜ送料が無料なのかと尋ねてみるとオンラインでの販売を開始した当時から無料だったという回答でした。

「他社が無料なので自社も無料」で始めたという事だと思います。

独自の製品を販売しているにも関わらず常に無料にしておくのは惜しいように感じました。しかしながら、ずっと無料だった送料を突然有料にするのも勇気がいるものです。そこで告知の方法としては「送料無料キャンペーンの終了」というアナウンスを行った上で、「2回分の購入をする場合は送料無料」というキャンペーンを開始することにしました。

送料無料の負担が完全にクリアになるわけではありませんが負担が半分になります。結果としては約18%の定期購入者が2回分の購入へシフトしました。そして定期購入者が減少するということもありませんでした。送料の有料化についてはメール等で数件の問い合わせはあったそうです。

家電量販店やセレクトショップの場合はこのような施策は取りづらいと思いますが、自社独自の製品を販売されているショップでは有効な手段になるケースがあるようです。

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