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日本が世界一!オンラインショッピングにおけるモバイル端末利用率
テレビ放送内で度々「歩きスマホ」の啓発CMを見かけます。このことからも日本人の携帯電話依存率が高いことが伺えます。視点をビジネスの方に向けるとオンラインショッピングでのモバイル端末利用率が世界で最も高いというデータもあります。
但し、これは日本人の特性だけが要因ではなく整った物流サービスや決済サービスも影響していると思われます。街中にはコンビニエンスストアが溢れ、自宅を留守にする場合は代わりにコンビニエンスストアで注文した商品を受ける取ることも可能です。
また一方でリアルの店舗においても顧客が商品を購入する前にオンラインでその商品を確認している割合が90%以上というデータもあります。つまり直接モバイル端末を経由して購入されていなくても、モバイル端末に適した状態で情報を顧客に提供していることが販売の拡大に繋がっている可能性があるということです。
(参考:Econsultancy 2012 Sep)
2014年にスマートフォンの所有者が35%を超え、利用者に関しては50%に迫る勢いです。一部では当初の予測より普及スピードが鈍化したという声もありますが、恐らくタブレット端末の普及も影響していると思われます。
(出典:Nikkei BP Consulting, Inc.)
変化する顧客の環境に合わせて企業側の組織にも変化が起きています。これまでインターネットという名の1つの事業部に統一されていた組織も企業によってはデバイス毎やサービス毎に細分化されているようです。これが時として企業ブランドへマイナスの影響を与えています。
極点な例を挙げると閲覧環境によってコンテンツの内容やデザインが違い、結果として顧客に異なるブランド体験を与えてしまうというようなことがあります。実際のプロモーションの例を挙げるとTVCMでキャンペーンを実施しているにも関わらず、ある端末ではその情報にまったく触れられていないという状況もしばしば起きているようです。このような状況が長く続くとブランドの一貫性も担保されず、アンケート調査などで混乱を招くような結果を生み出してしまいます。
昨今ビッグデータの活用がささやかれていますが、質の悪いデータを大量に集めてもプラスに生かすのはなかなか難しいものだと思います。