民泊・Airbnb
国内外の情報から見るAirbnbの隠れた問題点まとめ
不足している日本国内の宿泊施設の解決策として注目を集めている民宿やゲストハウス。また、場所を提供するホストと利用するゲストを繋ぐサービスとして現在最も人気を集めているのがAirbnb。今回はこのサービスの問題点について触れてみたいと思います。
では、Airbnbの問題点についても考えてみましょう
[目次]
■Airbnbの問題点も考える
■事例紹介1 朝日新聞の記事から
■事例紹介2 海外の例から
Airbnbの問題点も考える
Airbnbはビジネスチャンス!と前回・前々回のブログではいきごみましたが(シェアリングエコノミーの1つの形として)、読者の皆様は「でも最近、悪い面がニュースになっているのでは?」などと思われているのでは。そこで、Airbnbのネガティブな事例について今回は紹介したいと思います。
事例紹介1 朝日新聞の記事・・「民泊」トラブル拡大 都心、政府のルール化遅れ(2015年11月8日)
(http://digital.asahi.com/articles/DA3S12057170.html?rm=150 )
記事の概要ですが、Airbnbを介して東京のマンションに滞在していた中国人のご家族。母親がディズニーランドのチケットを購入している間に留守番していた女児(4歳)がマンション(12階)から転落して死亡。所有者によると、社宅に使うということである会社に貸していたそうで、民泊(旅館・ホテルではなく一般の家に泊まること)目的とは知らなかったとのことです。
マンションの隣室にひっきりなしに外国人旅行者が泊まる、Airbnbで使われていると思われる夜になるとどんちゃん騒ぎをする・・など周辺の住民からすると、迷惑であったり不安にかられたりするようです。
京都でも全44室の賃貸マンションの36室が外国人旅行者の宿泊に使われていたことが発覚し、運営業者らは旅館業違反容疑で書類送検されるとのこと。Airbnb自体が違法なの?と、これから始めようとする人たちは不安になるかと思います。
事例紹介2 海外の例から
貸した家あるいは部屋がひどい状態になってしまったという例もあるようです。極端な例かもしれませんがこちらなど酷いことになっています(https://www.youtube.com/watch?v=hEBJpyJ5ePM )。貸した家がめちゃくちゃになっています。日本人はこんな使い方はしないと思われるかもしれませんが、Airbnbの利用者は外国人が多いので(いろいろな考え方を持っているという点で)、要注意ですよね。
また、コールガールが商売目的でAirbnbで借りた部屋(あるいは家)を使っていたという例も。これは周辺の住民からの「男性の出入りが多く、おかしい」ということで、判明したそうです。借り手(コールガール)は、それまでにもAirbnbを使って商売をしていたとのこと(http://www.northernstar.com.au/news/councils-can-take-swift-action-against-brothels/2690240/ )。
もちろん、多くのAirbnbは問題なく利用されています。一部心ない人たち、常識のない人たちにより、Airbnb全体の評判が落とされているといっていいでしょう。これらを回避するために、行政側からの民泊に対するルール構築、またAirbnb側からのしくみの改善が現在図られているようです。これらについても追って紹介いたします。